はじめに
Let’s Encryptからメールに書かれていた問題の9月30日になった。
今日の事をすっかり忘れてしまっていたのであるが、ログ解析ソフトをみると、
Let’s Encryptからメールが届いた。なんのこっちゃ のアクセスが本日、急上昇している。
といっても、週間ランキングに入るまでには至っていない。
そういえば、今日は問題の9月30日、だからアクセスが急上昇しているのか?
とあたりを付けた。
証明書の確認をしてみる
9月30日時点の証明書のパス
6月9日頃の証明書のパス
私の予想していたものとは少し違っていた
一部は、ある程度予想された通りだったが、ほとんどが私が予想した物とは異なっていた。
前の記事では以下のように予想、想定していた。
現状、今までは
- おっさんの自宅サーバーは中間CA:Let’sEncripyによって証明されている。
- 中間CA:Let’sEncripyはDSTルートCA X3 によって証明されている。
今後は、
- DST ルート CA X3 は 2021 年 9 月 30 日に証明書の期限切れになる。
- 2021 年 9 月 30 日以降(または、その日より前)より新しいルート証明書(ISRGルートX1)が発行される。
DST ルート CA X3 は 2021 年 9 月 30 日でも使用(期限切れになっていない?)されている
2021 年 9 月 30 日以降(または、その日より前)より新しいルート証明書(ISRGルートX1)として扱われているようにも見える。
ISRGはISRG Root X1と表示されており、ルートCAとして扱われているようにも見える。
ただ、さらに上位にDST ルート CA X3が存在している。
なんか理屈に合わず矛盾しているような感じだ。
証明書の階層構造をよーくみるとISRGは
よーくみるとISRGにはCA(認証局)の文字は無く配下にR3(Let’s Encrypt)がある。R3が格下げられたような形態のようにも見える。
しかしISRGにはRootの文字があり権威のある認証局のようにも見える。
なんか、どっちつかずのようなISRG Root X1 である。
Let’s Encryptのドキュメントには「1つの重要な例外がある」と書かれている。
「DSTルートCA X3からの特別なクロスサインのおかげで」と言う文言がこのどっちつかずに該当するのだろうか?
1つの重要な例外があります:ISRGルートX1を信頼していない古いAndroidデバイスは、そのルートの有効期限を過ぎて拡張するDSTルートCA X3からの特別なクロスサインのおかげで、Let’s Encryptで動作し続けます。この例外は、Android でのみ機能します。
引用 https://letsencrypt.org/docs/dst-root-ca-x3-expiration-september-2021/
こんな概念図がありました。これを見ると、現時点のdon-don.0am.jpの証明書のパスは図の緑のライン=New Default Chainと合致している。
より引用Extending Android Device Compatibility for Let's Encrypt CertificatesUpdate, May 13, 2021 Please visit ( on our community forum for the latest information about chain changes as some inform...
以上、今わかっていることはこんな感じだ。
特に自宅サーバー管理者側から何かアクションを起こす必要はなく、認証局のパスが自動的に変更されるという事のようだ。
コメント
>今日の事をすっかり忘れてしまっていたのであるが、ログ解析ソフトをみると、
>Let’s Encryptからメールが届いた。なんのこっちゃ のアクセスが本日、急上昇している。
>といっても、週間ランキングに入るまでには至っていない。
10月1日現在、当ブログの今週のトレンド・ランキングで7位にランク・インしてきました。
9月30日時点では、ランキング圏外でした。