悪戦苦闘、泥まみれ、田起こし時トラクターがハマった時の脱出方法

田んぼ
Charles EcherによるPixabayからの画像
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昨日に引き続き田起こしをしていた。そのうちの1つの田んぼで、開始早々、ぬかるみにはまってしまい脱出できない。

田んぼにもそれぞれ癖、性格があって、水が自然と湧き出てくるもの、水が入らない田んぼ等々。この田んぼは用水路の水位が上がると貯めマスから水がしみだしてくるようで、常に水が溜まってしまい、水はけが悪い所がある。田んぼ自体も他の部分よりも低くなっており、水がはけない。

性格はわかっているつもりなので、トラクタの操作には気を付けていたのだが、ぬかるみの餌食に!アリジゴク状態だ。もがけばもがくほど、トラクタ🚜の後輪は空回りして深みにはまってゆく。とうとう、トラクタの腹が地面についてしまい、田らクター後方のロータリーをめいいっぱいあげても地面に接触してしまっている。脱出できなくなってしまった。

田んぼ仕事をしていると、大自然の中での自分の無力さに打ちひしがれる。

その時のリアルな写真を撮っておくとよかったのだが、このような非常事態の場合には、なかなか気が回らない。てゆうか、手が泥だらけなのでスマホで写真をとるのもままならない。

左記の写真は、トラクターがぬかるみにはまった翌々日のもの。雨が降った後で、ぬかるみの状態は確認できない。

ブロック塀のそばの土の盛り上がった所は、タイヤにこびりついた大量の粘土質の土を手でかきとった跡だ。

トラクターが、ゴキブリホイホイや「ぴったんこ」のネズミ捕りのにつかまってもがいている様子にも似ている。

 

 

 

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トライ1 後輪の下駄を立て、デフロックを使ってみる

今回の脱出できない根本的な原因の1つに後輪がスリップしてしまっている点がある。

トラクターの後輪

トラクターの車輪のゲタを立てる

まずは、トラクターの後輪タイヤの横についている、鉄製のスパイク的な働きをする下駄と呼んでいるものをセットする事にした。これにより、下駄の先端が土を良く噛むようになり、スリップしにくくなる。

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後輪がスリップする原因のもう1つはデフが効いている点も考えられる。

 

デフはハンドルを切った時に車軸につながる左右の車輪に回転差(ディファレンシャル)を付ける機能。左右の車輪に回転差をつける事によってトラクターの旋回をスムーズにおこなう事ができる。

ぬかるみにはまった場合などは、このデフの機能が災いして片輪は停止、もう片輪は回転してしまう事がある。そんな時にデフロックを使うと両輪とも同じ回転になりぬかるみを脱出できる場合がある。

まずは、車輪にこびりついた泥土をとり除き、後輪の下駄を立て、デフロックを踏んで脱出を試みる。たいていの場合はこれで脱出できるのだが、今回は結果:NG

前よりも少し前進、バックはできるようになったのだが、後輪のタイヤは地表から30~50cm下に潜ってしまって、なかなか地表の硬い土を噛むことができない。地面下の水混じりの粘土質のねちょっとした土をこねているだけ手ある。

これではいけません

トライ2 前・後輪のタイヤの前と後ろにワラ、砂などをかましてみる

後輪は地面下に沈み込み前輪は地面より20cmくらい浮き上がってしまっている。バイクのウイリーのような状態だ。

泥を噛むのではなく土を噛まねばならないので、前・後輪のタイヤの前と後ろに田んぼに残っていたワラをとりあえずタイヤの前後に敷いてみる。また納屋で処分に困っていた砂かコンクリートか怪しい物、園芸用のバーミキュライトだったと思われる物などをぬかるんだ穴に放り込んだ。

結果:NG

先ほどより良くなったがあと一歩のところで後輪タイヤは地上に戻れない。本当にあと一歩のところだったので、思わず、トラクターと一緒になって自分も前のめりで体重を前方にかけもがいていた。

あともう少し。

トライ3 左後輪、右後輪の下駄のバランスを見直す

後輪のタイヤを左に向けて脱出したいのに、トラクタは後輪が空回り、前輪は浮き上がって空転してしまう。右へ右へとブロック塀の方に近寄ってゆく。前輪のタイヤはを正面に向けても同様だ。

しばらく考え込んでしまった。

どうも、後輪の左右の回転バランスが悪そうだ。状態が悪いのは右タイヤ。ブロック塀が近くに迫ってきているので、右後輪のタイヤを見ている余裕がなかったけれど、右後輪は恐らくスリップしていたのであろう。

反対に左後輪はある程度、土を噛んでいたのではなかろうか。ならば、左後輪の下駄の数を減らしてみたらどうだろうか。すでに右後輪の立てれる下駄は全て立ててあるので、左後輪の下駄でバランスをとるしかない。

左後輪の下駄は1個おきに2、3個ノーマルの状態に戻して再度挑戦!

結果:なんとか脱出する事ができた。

ぬかるみからの脱出には約1時間くらいかかってしまった。

ブリッジを使う(後で思った事)

脱出した後で思った事だが、ブリッジを使うのも1つの方法だったかもしれない。一般にはブリッジ(橋)と呼んでいるようだが、父親が「バンク」と呼んでいたのでおっさんもブリッジの事をバンクと呼んでいる。

ブリッジとは文字どうり橋わたしをする道具である。一般的には、重い機械を、トラックに乗せるときや、用排水路をまたいで機会を搬入するときなどに使われる。

このブリッジをトラクターやコンバインなどの脱出用に使えそうである。

田面との落差は50cm以内であろうから、落下による事故の心配は少ないと予想される

ただ、脱出時にブリッジの片側が起き上がってきてトラクターやコンバインなどの農機を破損しないか、注意して作業をする必要がある。

 

ブリッジを家に持っている農家は少なくなったと思う。1本でもかなり重い。ひとりで、トラクターのはまった現場まで持ってゆくのは苦労するかもしれない。2人以上で持って行った方が良いと思う。

父親が主に稲作をしていることはブリッジを使った事もあったかもしれないが、おっさんの代になってからは、1度も使ったことが無い。

 

ブリッジ使用時の注意

ブリッジはたいていアルミ製なので特に強度には気を付けたい。

耐荷重の確認

おっさんの調べたところによると、ブリッジ1本当たりの耐荷重が決まっていて、それ以上の荷重がかかると破損する可能性がある。通販などでは2本セットで使用して合計 1t(1トン)までのように表記されている。

 

使用条件によっては事故にもなりかねないので、使用時には耐荷重の確認が必要だ。特に万一落下した場合に落差の大きい場所、例えば田んぼとの落差1m以上の排水路にブリッジをかける場合など。

ちなみに、トラクターの重量はクボタKL33で1485Kg程度。なので、2本で耐荷重1トンのブリッジを使って排水路をトラクタで渡る行為は危険!である。

 

落差の大きな使用条件では、
ブリッジの耐荷重が、農機、重機の重量より大きいか確認

 

ブリッジの長さ、幅

条件によって最適な長さを使うのが理想だがなかなか、理想道理には行かない。
ブリッジの幅に関しては広い方が脱輪しにくく安全である。

家には長いやつがあるが、脱出の際は短い方が良いような気もする?

 

まとめ

ぬかるんだ圃場(ほじょう)ではトラクター後輪の下駄を立てる。
前・後輪のタイヤの前と後ろにワラ、砂などをかます。
車体の向きが左右方向で斜めになった場合、下駄の立てる数を左右で調節する。
効きの良い方を車輪の下駄を減らして、左右の駆動力のバランスをとる。
ブリッジを使う(安全面に注意)。
最近では土地改良で圃場が整備されたところも多いためか、下駄のついてないトラクターが多いようなので、その場合には対応策は少なくなる。
いづれにしても、脱出時には危険が伴う事も多いので、安全面に配慮しながら作業をしましょう!

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