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紛失した暗渠排水用キャップの修復を行った

しろうとの修理
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暗渠排水(あんきょはいすい)の蓋(キャップ)が一昨年と同様になくなってしまった。

盗まれたか、流されたかのどちらかのはずである。去年の秋には稲刈りで、水抜きをしたためキャップはあったはずである。

この時期、田んぼに水をたっぷりと張るため、暗渠のキャップがないと水漏れをしてしまう。

1カ所は上記のように盗まれたか、流されたかである。

もう1カ所キャップのキャップのない場所がある。
こちらは、パイプが故意に切られているようで、盗まれたか、初めから施工されてなかった可能性がある。もし盗まれたのであれば、非常にはらだたしい!

とりえず、水の減りがはなはだしい田んぼの暗渠の修理をする事にした。

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材料調達

本来なら

元々の暗渠のパイプの直径はΦ75程度なので、Φ75用の暗渠キャップがあれば一番都合がよい。

しかしホームセンターではΦ75のパイプ用暗渠のキャップはなかなか置いてなくて、やっと手に入れたものはΦ65用の塩化ビニルパイプ用だ。仕方が無いので、Φ75ではなく、Φ65用暗渠キャップを取り付ける事を基本に、関連する部品を選んでゆく事にした。

当然、部品点数と作業の手間は増えてしまう事になるけれど、致し方ない。

① VU管Φ65用暗渠キャップ

対応圧力の高いものをVU管と呼んでるらしい。

ちなみに、暗渠排水管の出口側での圧力は相当あり、少々の草をパイプの穴に詰め込んだだけでは水圧によってすぐに流れ落ちてしまう。やはり専用のキャップが必要である。

Φ65VU管用キャップ

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Φ75VU管用キャップ
(参考)

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参考までにΦ75VU管用の暗渠(あんきょ)キャップも併記しておく。

➁ VU管インクリーザ Φ75⇒Φ65接続用

暗渠パイプの直径はΦ75なので、Φ75⇒Φ65 に変換するVU管インクリーザという物を調達した。

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③ Φ75 VU管

田んぼから出てるΦ75の暗渠パイプと➁の接続用として使う。長さは数センチ

 

④ Φ65 VU管

③と①の接続用として使う。長さは数センチ

 

⑤ 塩ビ管用接着剤

500g、1Kg入のものもあるが、今回使用するだけなので100g入の物を使用。NET購入の場合は送料の方が高くついてしまいそうだ。

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⑥ 防食テープ

塩ビパイプのコーナーにあったので、何かに使えそうと思いとりあえず購入。

元の暗渠パイプと、新しく購入した部品の直径がビミョーに合わなかったり、経年劣化で変形してしまっている場合に補強する事も可能なので、防食テープは1本買っておいた方がおすすめです。

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工具

  1. のこぎり
  2. カッター
  3. 定規
  4. ぼろきれ
  5. 棒やすり

作業

接続用塩ビパイプΦ65、Φ75を必要分だけカットする

のこぎりを使ってパイプをカットする。部品が5個(4個+田んぼからのパイプ)もあるので全体の長さが長くならないよう必要最小限にする。

Φ65のパイプは①VU管Φ65用暗渠キャップ➁VU管インクリーザ Φ75⇒Φ65接続用の内側にはいるのでほとんど外部からは見えないはず。

Φ75のパイプは一部➁VU管インクリーザの内側に、一部は暗渠パイプの外側に露出する形になる。

接続部内側になるパイプの角を1~2mm程度やすり掛けする

パイプが奥まで挿入でき、接着剤が均一に広がるようにやすり掛けをした。45°の角度にすると説明書きに書かれていたが、適当に処理した。実際パイプはなかなか奥まで入らなかった。

仮組する

今回は5個の部品を接続するので間違いが起きやすい。接着してからでは、やり直しも困難なため仮組をしてみた。

   写真は本番組付け後の各材料の使用場所

① VU管Φ65用暗渠キャップ

➁ VU管インクリーザ Φ75⇒Φ65接続用

③ Φ75 VU管

④ Φ65 VU管

 

 

 

 

塩ビ用接着剤を接続する2個の材料に両方とも刷毛(ハケ)で塗布する

この接着剤は塩ビパイプを溶かして使うタイプで、内側のパイプの表面、外側のパイプの内面にそれぞれ接着剤を塗布しておく。

キャップの蓋は開けたままにしておく

排水しながらの作業のため、蓋を開けておかないと水圧がかかり、接着力が弱くなってしまう。

本組、各材料を接着する

「失敗は許されない」はずだが、水を流しながらの作業であった事と、暗渠パイプとΦ75のパイプの接続が甘かった点の対応にてこずった。接着剤を4、5回塗りなおすことになった。

接続部の上から防食テープを巻く  脱落防止、接続強度UP

予想していた部分までパイプが入らなかったので、接着力が心配になった。念のため買っておいた防食テープが役に立った暗渠パイプとΦ75の接続部があまあまだったので、防食テープでぐるぐる巻きにしておいた。脱落防止、接続強度UPになりそうだ。

10年くらい前の暗渠パイプとVU管の規格が違うのか、微妙に勘合があまく隙間ができている。やはり防食デープは用意しておいてよかった。

24時間待つ

キャップを締めて完成

 

 

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