コンバインの掃除の際には脱穀部カバーに付いているこぎ室開閉レバーを上に持ち上げると開閉防止のロックが一旦解除され脱穀部カバー全体を持ち上げることができる。
コンバインの掃除には動散(動力散布機)の風の力を利用すると作業がはかどる。
通常は脱穀部カバーがある程度持ち上がると、今度は、自動的に落下防止のロックが掛かるはずなのであるが、いくら持ち上げても脱穀部カバーはロックされない。
何で?
とおっさん2人で原因を探っていた。すると、脱穀部カバーの落下防止のロックを解除するレバーに通じているワイヤーがたるんだまんまになっている事にもう一人のおっさんが発見した。
さらに、隙間からみると、ワイヤーにナットが外れて宙ぶらりん状態なっていることが分かった。
たぶん、これを何とかすればなるんじゃないの?と言う所だった。
おっさんは、小屋の掃掃で、クギを踏んで全治3週間以上のケガとなってしまった。
脱穀部カバーをロックする重要性
脱穀部カバーは脱穀部(俗称、太鼓と呼ばれる)も付いており、かなりの重量で20~30Kg以上ありそうだ。ずっと持っていると作業ができないのである程度持ち上げると落下防止のロックが掛かる仕組みになっている。掃除の際や、脱穀部が詰まった時にはここを持ち上げて、場合によっては頭を突っ込むときもある。万が一脱穀部カバー(太鼓を含む)が頭のうえに落ちてきたら、命も落としかねない。
作業、経過
コンバインの掃除と脱穀部カバーの修理を中断して約1か月後の昨日、やっと本腰を入れる事にした。
脱穀部カバー前面のボルト4本を取り外す
脱穀部カバーの開閉ロック解除レバーのワイヤーにアクセスするにはまず、前面のカバーを取り外さなければならない。
カバー前面には4つのボルトがあるので、まずはこれをソケットレンチで取り外した。
落下防止解除レバーのワイヤー固定用のナットを締める
ワイヤーは、脱穀部カバーの落下防止ロック解除レバーから1~2m後方のロック部分につながっている。落下防止ロック解除レバーの周辺はというと先程述べたように赤丸部分のように固定されているべきの左側のナットが外れてしまい、宙ぶらりんになっていた(NGの宙ぶらりんの写真は取れてないです)
本来なら、解除レバーを黄色➡のように持ち上げると一瞬ワイヤーがピンと張って1~2m後方の落下防止ロック部分が外れて、脱穀部カバーが下がってくるのだ。
しかし、脱穀部カバーを持ちあげる時にはワイヤーはいつまでもたるんだままで1~2m後方の落下防止ロック部分がロックできないままだったのだろう。
脱穀部カバーを上げる時の落下防止の自動ロックとカバーを下げる時の落下防止ロックの手動解除で、説明に苦しむ部分もあるのだが、感じとしては理解できそう。
落下防止ロックレバーのワイヤ―固定用のナットは自転車のブレーキのかかり具合を調整する時のものと似たようなものととらえていいかもしれない。
落下防止ロック解除レバーを持ち上げた時にワイヤーにテンションがかかるかを確認する
確認作業だけであるけど、重要な確認項目だ。
落下防止のロックの仕組みはわからずじまい
落下防止の解除レバーを引くと下図の赤丸部分が上方向に引っ張られる。反対に黄色丸部分は赤丸と黄色丸の
真ん中を支点にしてに下方向に下がる。
黄色□部分も先の支点を中心に稼働するところまでは確認できた。
しかし、落下防止のロックが実際どの部分で行われているのかは判明しなかった。
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