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カラスが異様によってきたのはモミをこぼしながら稲刈りしてたためか?

田んぼ
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稲刈りの後半戦、家ではコシヒカリの他に加工米(おかきやせんべいになる)、備蓄米(政府買い上げで有事の際に使用)を作っています。←いました。 田植えの時期や登熟までに必要な積算温度が異なるので、稲刈りの時期も異なります。

  今回(といっても9月中旬頃の話です)は後半戦で備蓄米の稲刈りしました。 稲刈りを始めて間もなく、何んかモミの塊が大量に落ちている事に気が付きました。

前日、

の対応と質問を整備の人に聞いた次の日の事でした。  

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2番口のレバーはどんな時に使うのか

2番口は稲刈りシーズンが終わり、コンバインの清掃をする時に使うようです。 レバー操作する事によって、選別部の2番モミ経路途中に残っているゴミ交じりのモミを地面に排出できるようです。

注意点としては掃除の後、2番口レバーを開けたまま、翌年稲刈り作業をすると、たくさんのモミがゴミとして処理され無駄になってしまう事。

  2番口レバーは家の三菱のコンバインの場合、コンバイン左後方の点検・掃除時のパネルを外して膝ぐらいの高さにあるレバーです。 手伝いを含め40年以上コンバインの操作に係ってきましたが、始めて知りました。2番口レバーが有ることを認知したのはここ2、3年前の事です。  

コンバインの2番口レバーが固くて動かない件

ただ単にもみ、もみ殻が周囲つまっていて、動きが悪かったようです。 少し強引にレバーを動かして対応していました。 それとは別なのか関連しているのか、モミとゴミを分離するゴムシートがめくれあがっており、空いた隙間からモミがこぼれていたようです。  

コンバインの脱穀・選別のしくみ

  1. コンバインは刈取り部で稲の株を切取り、稲を脱穀部に搬送します。
  2. 脱穀部には直径50cmくらいの円筒状の筒(たいこと呼ぶ場合あり)が横倒しに設置されます。
  3. 円筒状の筒には突起があり、回転する筒の突起部分でモミだけが剥ぎ取られ、
  4. モミは受け網を通って選別部に落ちていきます。
  5. 残ったワラやごみはワラ処理部(排ワラ部)で細かくカットされ田んぼに落ちます。

コンバインの脱穀・選別仕組みは、ネットの情報と、現物を考慮すると、以下のようになっていると思われます。揺動板の下は実際には見る事が出来ないので、推測や説明の為、イメージ的に描いている所もあります。

 

コンバインの仕組み

  選別部では揺動板振動トウミで起こす風の力も利用して、モミとゴミを分離しています。 揺動板には下にゴムシートが垂れ下がっていて、1番モミと2番モミ、2番モミとゴミが混ざらないように仕切られているようです。(細かいところまではじっくりと見れてません)

1番モミはコンバイン内のタンクへ1番螺旋(パイプの中のスクリューが回転しながら)によって搬送されます。 2番モミにはモミの他に穂先のヒゲ、ヒゲ付きのモミ、ヒゲ状の雑草、ごみ等が混ざっており2番螺旋(らせん)によって再度、揺動版に戻され選別されます。

 
1番茶、2番茶、1番煎じ、2番煎じとにたようなもの?

 

 

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モミがたくさんこぼれていた原因

農機具屋さんに聞くと、この垂れ下がったゴムシートがめくれあがってしまって、正常なモミも分別時にゴミのエリアに流れ込んでまともなモミが落ちてしまったみたいです。

コンバインの仕組みの図で黒い部分がゴムシートでモミとゴミを分離しているのですが、ゴムシートがめくれあがってゴミとして処理されるエリアに2番モミが混入し、地面に排出されてしまったのだと思われます。

カラスがたくさん集まってきたのはこれだったのか!

これとは=2番モミ(再選別されるモミ)が機外に排出されていた事です。
 
記事を書きながら、他にも思い当たる事がありました。
 

朝一番にエンジンをかけると調子が悪かった

エンジンがふけ上がらなかったり、警告灯が点いていた。

説明書を見るとエンジン回転負荷モニタランプと書かれていました。

文字どうり、エンジンに負荷がかかりエンジンの回転数が落ちた時に点灯するモニターランプで実際にもエンジン回転が落ち止まりそうでした。

 

今回の場合、選別部の下の部分または2番ラセンに負荷がかかってエンジン回転負荷モニタランプ点灯したのだと思います。

トラブル当時は、エンジン回転が上がり、警告ランプが消えるまでエンジンをかけたまま作業をせず放っておいたらいつの間にか警告ランプが消えていました。

 

負荷のかかった直接原因というか、手掛かりは次のモミと穂のヒゲの塊だったように思います。

 

作業当初にヒゲの付いたモミやヒゲの塊が落ちていた

圃場を変わって朝一番でエンジンをかけた時だったか、昇降路(進入路)付近を買っていた時か正確には覚えてないのですが、作業当初であったことには違いありません。

ヒゲの付いたモミやヒゲの塊が何カ所か落ちていました。作業補助の母が、

「何か、モミがたくさん落ちてるみたい」

と言っていました。

私の想像ですけれど、このひげの付いた塊の原因は2番モミとゴミを仕切るゴムシートがめくれがってゴミ(主に籾のヒゲや丈の長い雑草等)が2番口のラセン付近で留まっていて、何らかの拍子で、塊になって外に排出されたのかな?と思います。

モミが落ちてると、カラスが喜んでとんでくるのか?

私は米粒と言えばスズメを真っ先に思い浮かべるのですが、「カラスと米粒」はあまりイメージがわきません。
謎です!
 

まとめ

稲刈り中にモミがたくさんこぼれている場合、以下の事を確認しましょう。

  • 2番口レバーが締まっているか確認しましょう。
  • 確認しづらいかもしれませんが、選別部のゴムシートが裏返ったりしてないか確認しましょう。
  • 安全のため機械を止めてから、2番口周辺を確認、清掃しましょう。
  • カラスがたくさん圃場にいる場合は、モミがこぼれていないか確認しましょう。

 

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