ドローンを安全に飛ばせる場所というと、河原や田んぼ、山の中などが思い浮かぶが、一旦ドローンが墜落してしまうと、それを探すのに苦労する。
真っ平らな場所なら比較的容易にドローンを見つけられるが、河原では、草や低木が視界を遮り、半径数m近くにあっても、発見が困難なことが多い。
今まで、何回か「ドローンの墜落場所の特定」という記事を書いているが、X-HUBSANというアプリを使った別の切り口での捜索方法を紹介する。
X-HUBSANはドローンメーカーHABSAN専用のアプリである。
このアプリは、携帯内蔵のGPSとドローン機体内蔵のGPSでの座標を常時画面表示している。
2つのGPSは同じ場所にあっても、誤差があり、例えば赤字部分は全く同じ数値にはならない。
GPS
機体GPS
携帯GPS(コントローラ、送信機)
離陸時の緯度(北緯),経度(東経)
36.000349 , 136.000440
36.000326 , 136.000410
上の例では緯度で約2.3m、経度で約3mのズレがある。
誤差の事を考え出すと、訳が分からなくなってしまうので、誤差は無視して話を進める。
HUBSAN/ハブサン H216A X4 DESIRE PRO カメラ付きドローン
|
携帯のバッテリーに余裕があれば、
X-HUBSANのアプリを起動したまま、墜落時の座標に移動する方法
墜落時の機体と送信機の座標が下記画面のようになっている場合
上のX-HUBSANの画面で墜落の際にわかってることは、
2. 離陸時の場所から約21mの所の機体がある。
3. 墜落場所は、機体(ドローン)のGPSで、
北緯36.000547°、東経136.000516° ※2
墜落時の座標に移動する手順
離陸地点に戻る。
1. フライトログの地図上ででおおよその墜落場所の方向を確認する。
2. 墜落場所の方向にCHECK2.おおよそ21m進む。
3. 送信機マークの座標が変化するので、機体の座標と同じ程度になったら、付近を確認する。
でも、最初から送信機と機体のGPSの間に誤差があるんじゃないの?
するどい!
今回の実例では、緯度で2.3m、経度で3mの誤差があるので、
今回の解決策は机上での考察であって、実地での確認はしてませんので、あしからず。
実際墜落した場合、パニックになってしまい、冷静に上記のように探せるかどうか疑問である。
おっさんのパニックになった様子はこちら ↓↓
コメント