本日、町内の神社の風祭に出席した。
今年は、農家組合長として出席した。神社の宮総代は、数年前に1度やらせてもらったことがあったのだが、風祭りの意味は深く考えず、役目を全うしていただけだった。
神主様の説明では、
今年は特に年号が代わり、令和になって天皇陛下が初めて新嘗祭(にいなめさい)を行われる。この初めての新嘗祭を大嘗祭(だいじょうさい)と呼ぶらしい。
新嘗祭は11月23日に行われる。今は勤労感謝の日となっている。
新嘗祭(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)
は宮中祭祀のひとつ。また、祝祭日の一つ。
収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、また、自らもこれを食べ、その年の収穫に感謝する。宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われる。 また、天皇が即位の礼の後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭という。
新嘗祭/ ウィキペディアよりWikipedia
神社の行事は、天皇の行事に習っているところが多い
五穀、特に米(稲)を主体として祭りがおこなわれている。
4月 春祭り 春行われる祭り。その年の豊作を祈願するものが多い。
9月 風祭り 風害をしずめ豊作を祈る祭。
10月 秋祭り 主に農村地帯において収穫を感謝する祭りである。
神社のお供え物の順番 (位置と格付け) 一例
宮総代によってもお供えの順序が異なるので、これ!といって決めつけること私にはできない!
しかし、当時すごく悩んでた案件なので、文書として、備忘録として書き留めておくことにする。考え方としては、米を主体とする神社では、そこから作られる、酒や、もちは米よりも下位となる。
お供物の位置
御神前に向かって、1.中央、2.右、3.左 右―左ー右―左...の順番でお供えしてゆくのが基本だ。
左右でもより中央に近い方が上位となる。
中央に何もない場合は、右ー左ー右ー左....の順でお供えする。
お供物の格付け
お米 が1番最上位なので基本は中央に!
御神酒(おみき)
お酒 米からできたいるので米の次!
お金をお供えする時も御神酒と書くが、お酒ばっかりではかなわないので、お酒と同等の意味で、御神酒としたのだろう(たぶん)。お金はいくらあっても、いらないという人はいないでしょう!
お塩、お水
うちの町内では、飾ってないようだが、順位はこのあたりだろうか?
餅、鏡餅
米からできてるので、どちらかと言えば上位に来ると思うのだが、このあたりから、色んな説、しきたりがあるようで、自身がない。
海の幸
するめ。本来ならタイなどの魚なのだろうが、地元の町内では魚の代わりに、日持ちの良いするめをお供えしている。
山の幸
人参、ごぼう、だいこん。根菜類がいいいのか?
果物
季節をちょっと先取りしたくだものが良いとされる。
今なら柿や、栗だろうか?
家でも、初めて採れたくだものや野菜は「お初」として神棚にお供えしている。
おかし等
最後に
地元の神社は、名もない小さな神社だ。おそらく大昔は農民の信仰の対象で生活とも密着したものだったのだろう。日本の国の天皇、神社も元々そうゆう考えで成り立ってきたのだろうと思う。全然うまく言い表せてないが!
農家に生まれた自分は、米作りをするにあったって、神様、自然に感謝する気持ちで、日々暮らしていくのが、本来の姿、と言うか、どこか心の底にもっていきたいと思う。歳をとるにつれ、昔の人の暮らし、営みがいとおしく、すごいな、まねできないなあ、と思えるところもある。
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