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電子レンジ 庫内の何かが脱落している

くらし・創意工夫
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電子レンジを使おうとドアを開けると、何やら、黒っぽい物体がターンテーブルの上に落ちていいる。置いてあるというより、何か落ちたのではと最初から感じた。

 

脱落したシートは四角いシート状のもので割れやすい。発見した時も、割れたところをテープで引っ付けてあった。脱落したのは今回がはじめてではなさそうだ。

何処についていたものなのだろう?

庫内を一通り見渡すがわからない。シートをよく見ると長方形ではあるが、耳のような引っ掛ける部分がある。もう1度庫内を見てみると、電波の出るところがちょうどシートと同じくらいの大きさで、引っ掛かり見たいなものもある。

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電子レンジ庫内に脱落していた物体はマイカシート

調べてみると、このシートは雲母板マイカ板マイカプレートマイカシート、導波管カバーなどとよばれているよう。

 

雲母(マイカ)の構造と性質

雲母の性質の1つは小学校の時に習ったような記憶がある。へきかい(へき開)という言葉が記憶にある。

改めて調べてみると

マイカは、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al) 、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)を主成分とする鉱物です。
その構造は、Si、Al(またはMg)の酸化物から構成されるシート状骨格層と
Kイオン層が何層も重なることから形成されております。
その層間は約1ナノメートル。つまり、マイカは原子レベルで 平滑な結晶体なのです。
そしてこのような結晶構造がマイカの薄く剥がれるといった特徴を生み出します。

岡部マイカ工業のページより 引用

ケーキで例えると、パン生地を何層も重ねる際に、つなぎにクリームを塗ってケーキが完成するように、

雲母強い共有結合で形成された層の間に弱いイオン結合K(カリウム)イオン層があり、簡単に剥離ができる構造になっている。

マイカの絶縁性

マイカによる電気絶縁性の向上イメージ

岡部マイカ工業所より 引用

 

性質は電気絶縁性耐熱性に優れている。
  絶縁破壊電圧 18~25KV/0.1mm
熱分解温度  600~1000℃

簡単に薄く剥がすことができ、加工性が良く、絶縁性、耐熱性も良いため、電気機器、電気部品にも多く使われている。

電動機内・発電機内、変圧器、電気ケーブル、コンデンサ、バッテリー、ヘアドライヤー、トースター、電気ポット、トイレなどにつかわれている。

詳しくは、岡部マイカ工業所のページ

電子レンジ マイカプレートの働き

発火防止

マイカは天然の鉱物=石である。耐熱性に優れている。熱分解温度  600~1000℃

電子レンジはもとより、ドライヤー、耐火ケーブル、発電機、モーター、コイルなどに使われている。

 

電波発生器(マグネトロン)内への異物混入防止

故障の原因となりえる蒸気や異物の混入を防ぎ、調理に必要な電波だけを通す。

マグネトロン

レーダーにも使われている技術の応用で水分子に高周波の電解を加えると水分子の振動に要って摩擦熱が発生する。誘電加熱という。

理論についてはわかりににくいのだが、構造としては2極真空管の上下に磁石を配置し、中心に回転する陰極、その周囲の陽極のある真空管で陽極と陰極の間にに空洞を作って共振させ、そのエネルギーをアンテナからマイクロ波として取り出すしくみ。

 

マイクロ波の波長は、1mくらいであるが、水分子を振動・加熱させるためには、ある特有の周波数が必要でその周波数は2.45GHzとなる。ちょうどWiFiの2.4GHz帯とかぶってくるために、2.4GHz帯は電子レンジに弱いと言われている。近距離で、障害物がなく高速通信が必要な場合は5GHz帯のWIFI電波を使った方が断然良い。

対応

・ 電子レンジは、日立製で2004年製造、マイカシートの部品があるか問い合わせ中。➡返事がない

・ パーツの在庫がなければ、加工できそうなので未加工のシートを取り寄せて、自分で加工してみる方法もありそうだ。

・ 耳付きの汎用品を利用+加工する方法もありそうだ

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・ 何もしなくても、すぐに困ることもなさそうな気もするが、安全のために対策をするか、思い切って電子レンジを買い替えるかだ。

 

 

 

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