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屋根雪おろしの手抜きノウハウ

くらし・創意工夫
Jaana PuschkeitによるPixabayからの画像
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連日雪が降り続いていた。積雪は100cmオーバーだ。

屋根の雪も1mを超えると、倒壊しないか心配になってくる。雪の重みでふすまの開け閉めが困難になったりすることもある。そのために、屋根雪を下して、屋根の負担を減らす訳である。

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全ての屋根雪をおろすのが理想であるけれど

ではあるけれど、若い時ならまだしも、アバウト60歳のおっさんにとっては体力が持たない。プラス、体の節々が物理的に持たない。筋肉痛というよりも関節周辺で炎症を起こしているように思える。

そんななか、ここ数年は、敷地内除雪、屋根雪おろしの効率化、良い意味での手抜きを実施している。

手抜きの基本的な考え方は、集中して力のかかる部分、全体的に負担のある部分の負担を減らすこと。

 

屋根の端口を優先的に除雪する

屋根に降った雪は重力によって下の方へずり落ちてくる。雪が解けた水分、雨水による水分は屋根の下の方にたまってゆく。一般に屋根雪は屋根の下に行くほど体積が増え重量も増える。そのため、屋根の端口には大きな力がかかている。この大きな力に耐えきれなくなった場合、屋根の端口が損傷してしまう。

端口から約1mを除雪したようす

力のかかりそうな部分につっかえ棒をしたようす

写真左は軽トラ用の車庫のボロボロになった端口です。この車庫の天井は鉄のフレームなのですが、雪の重みでゆがんでしまっている。無駄な抵抗かもしれないけれど、事前に屋根につっかえ棒をして対応(写真右)。

今回、1mオーバーの雪に耐えられるか心配になってきたので、端口約1m分のみ雪下ろしをした。柄の長いプラスチック製のスコップがBESTチョイス。大活躍した。

雪下ろしの便利グッズ 「らくらく雪すべーる」

今の時期、おそらく売り切れかと思うけれど、屋根雪下ろしの便利グッズがあるので紹介しておきます。特に新雪の雪下ろしに威力を発揮します。圧雪された雪には使用できません)

棒の長さは最大4.34mあり、屋根の上からでも、地上からでも作業ができます。スコップやママさんダンプで屋根の端まで行って足を滑らせケガをするような事も軽減されます。

屋根の北側を優先して除雪する

北向きの屋根や屋根の北側は日光が当たりにくく、冷たい北風も吹くため、雪が消えにくい。そのため、どうしても屋根の南側、南向きの屋根に比べて、雪が多く、長期間積もりがちである。当然南側に比べ屋根の負担も大きいので、優先して除雪し負担を軽くするとよい。

上の写真(軽トラの車庫兼物置)では北風で屋根より北方向に向かって50cmくらい雪が成長している。
その後、雪の重みによって下に垂れ下がる。これを繰り返すと雪がカールした形になる。

屋根と屋根の重なる部分周辺を重点的に除雪する

屋根と屋根の重なる部分、谷には2方向から雪が集まってくるため、雪の量、密度が他の部分よりも高く屋根への負担も大きい。

下屋の雪をとりあえずおろす

 

大屋根の下に下屋がある家の(手抜きをする)場合は下屋を先に除雪する

大屋根、下屋両方とも除雪する方が当然良いのだが、おっさんが手抜きをする場合は下屋だけ除雪している。

というのは下屋に大屋根の雪が落ちてきた場合、元々荷重のかかっている屋根にさらに急激に荷重がかかる。
場合によっては、衝撃で屋根がは倒壊、破損してしまうかもしれない。倒壊のマージンを下げるために、下屋の雪を下した方が良いと思う。

大量に雪を下すと、後が大変なので、ほどほどに!

冒頭、全ての屋根雪をおろすのが理想と述べているが、全ての屋根雪をおろすとその後が大変である。

  • おろした雪が外壁に密着し、木の外壁では気が腐ったりもろくなる。
  • 雪の圧力でガラスが割れたり、外壁が破損する。
  • 軒下に人が通れない。

以上を解消するためにさらに雪を他の場所にどけなければならなくなる。そもそも、大雪で1m以上積雪のある所に屋根から落とした雪を別の場所に移動するのは重労働です。

何事も、ほどほどが大切です。
手抜きもいい意味で大切です。

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