コシヒカリの田植えが始まった。
昨年から新しい田植機に入替えたのだが、昨年の試運転は台風並みの強風の為、結局植え付けに関係する各ダイヤルの調整が手探りで、調子をつかめないままシーズンをおえてしまった。
田植機の調整箇所は
株数、苗の掻き取り量、反(10a)あたりの施肥量、除草剤の散布量、植付け深さなど等調整箇所はたくさんある。
資材面では苗、肥料、除草剤を計画したとおりに投入する必要がある。計画道理に投入できない場合、苗や肥料、除草剤を急遽買いに行かなければならなかったり、肥料のやりすぎで、稲が倒れたり、除草剤のやりすぎで苗まで枯れてしまったりと金銭面や作業の手間がかかったりと思わしくない。
苗の掻きとり(かきとり)量
苗の掻きとり量によって、植え付ける苗の本数、ひいては圃場に投入する苗箱の数が増減する。圃場の形状により2度植えする箇所があったり、スリップによる影響があるともいわれる。
苗の掻きとりレバーは段階的に変更できる。今回は4段目を主に使用した。
正確な調査はしていないが1段違うと6.3反(63a)の圃場では苗箱5~6枚の差が出てくるだろう。
今回も3反分くらいまで4段目で植えていたが、苗が相当余りそうになってきたので1段UPして5段目で苗を掻きとりした。
99枚の苗を使用する計画だったが実際は多めの予備6枚を含めても94.5枚しか使用しなかった。残り4.5枚は他の田んぼに分散して使用する事にした。
その他の3枚の圃場は計画・予定枚数に対して誤差1~3%と思ったより優秀だった。
反(10a)あたりの施肥量
調整値はダイヤルで任意の値にすることができる。
ダイヤルをいくつにすれば1反当り何Kgの肥料が投入されるかのわかる一覧表を見てダイヤル値を決定する。
施肥量はスリップ率や肥料の比重にも左右される。今年は初めて、肥料の比重に関しても考慮して、ダイヤルの設定値を算出してみた。
結果、誤差は15%以上もある圃場が4枚中3枚。
予定キロ数に達してない圃場は、別途手作業で肥料をまくことは可能だ。
しかし、予定キロ数をオーバーした圃場は、肥料量を減らすことはできない。
除草剤の散布量
苗を植える際には除草剤も同時に散布し、圃場内に雑草が生えないようにしている。散布量は設定ダイヤル連続的に設定できる。
1度設定してしまえば、以後頻繁に調整する必要性は少ない。
ほぼ6%以内に収まっている。除草剤は多少多めに散布しても、苗が枯れてしまう事はないらしい。
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