6~7月、この時期、雑草の伸びるはやさがすごいことになってます。
田んぼの畔に生える雑草も、しばらく田んぼの見回りに行かないと、1ー2週間で40cmくらいの大きさになっていてびっくりする事があります。
雑草を取り除く方法は大きく分けて草刈機を使う方法と除草剤を使う方法があります。
除草剤には色々ありますが私の家では主にプリグロックスとバスタとの2種類を使っています。
ラウンドアップと言う根も枯らしてくれる除草剤も使用していますが、稲作中の畔に使用すると雑草の根も枯らしてしまい水持ちが悪くなるため、稲作中は使用していません。そのため、ラウンドアップは今回の比較・対決では対象から外しています。
各除草方法と除草剤の特徴
各除草方法と除草剤の特徴をまとめると以下のようになります。
なお、作業時間目安、効能期間(夏)、効果の発生(夏)はおっさん家の場合の例です。
参考までに!
草刈機 | バスタ | プリグロックス | |
材料コスト | 100円以下 最安(燃料代のみ) |
高い | 安い |
作業時間目安 | 1時間~/100m | 20~30分/100m | 20~30分 /100m |
効能期間(夏) | 13日 | 32~37日 | 18日 |
低温での効果 | ◎ | ✖ | ◎ |
高温での効果 | ◎ | ◎ | 〇 |
効果の発生(夏) | 即時 | 2~5日後 | 1~3日以内 |
次に、各除草手段での詳細を見てゆきます。
草刈り機での除草
材料コストは一番安いのですが、作業時間は一番かかります。さらに効能期間は夏場だと13日程度です。夏の暑い時期に汗水垂らして草刈りしたけれど2週間も経つと元に戻ってしまうのは悲しいです。やった会がない!です。
バスタでの除草
除草剤自体は1ℓあたりの価格が一番高いのですが、夏場は32~37日程度、約1か月効果があります。その間体を休めたり、他の作業をすることができます。時は金なり!
価格以外の欠点としては、効果が出るのが遅いことです。
効果がわかるまで春先だと1週間近くかかってしまいます。散布したところがわからないので「同じところを2度散布してしまった」とか「雨で効果がなくなってしまったのか」、「ほんとに効果があるのか」とか心配になってしまいます。
ただ、夏場は薬剤散布後早くて2~3日で草が枯れ始めるので、それほど気にすることはありません。
プリグロックスでの除草
除草剤自体は1ℓあたりの価格はバスタを4とするとプリグロックスは1.5、約2.7分の1のコストです。お財布に優しく、効果の発生が夏場なら翌日、春先の寒い時期でも2日後ぐらいから効果が確認できます。
なお、プリグロックスは劇薬、毒物扱いとなってますので、保管庫にて保管し、第3者が誤って、飲んだりさわったりできないよう管理、保管に気を付ける必要があります。
まとめ
各除草方法、除草剤とも、良いところもあれば悪い所もあります。いいとこづくめの物はありません、
ただ、しいて言うならば、
夏場(6月以降)ならコストは若干かかるが、効果が長く続き暑い時期に体も休められるバスタがおすすめです。
春先や稲刈り後、少し寒くなってからなら、プリグロックス。
といった所でしょうか。
意外だったのが草刈機での草刈りです。夏場は約2週間しか効果が持続しません。
夏はやっぱりパスタ、いやバスタです。
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